歴史ある建物が並び、今でも中世の雰囲気を残すBrussels(ブリュッセル)。
グランプラスや小便小僧をはじめとした有名スポット満載で、ワッフルやチョコレートなどのグルメも豊富。街歩きがとても楽しい場所です。
〈この記事でわかること〉
- ブリュッセルのおすすめ観光スポット
- ブリュッセルのグルメスポット
- ブリュッセル観光のコツ
- ブリュッセルを訪れる前に知っておきたいこと
※入館料などの変更点は最新情報に修正済(2023年1月、公式サイト参照)
ブリュッセルの観光スポット
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※この記事で紹介する見どころに番号をつけています(紹介順)
見どころ
1. Grand Place(グランプラス)
2. Everard T’serclaes(セルクラース像)
3. Manneken Pis(小便小僧)
4. Jeanneke Pis(小便少女)
5. St. Michael and St. Gudula Cathedral(聖ミカエルと聖デュル大聖堂)
6. Galeries St. Hubert(ギャルリー・サンチュベール)
7. Bande Dessinée Belge(ベルギー漫画センター)
Grand Place(グランプラス)
ブリュッセルの中心にある世界で最も美しい広場です。
グランプラスでひときわ高い塔が市庁舎です。ガイド付ツアーに参加すれば、中を見学することができます。
金色のシンボルのついた建物はギルドハウスです。かつては同業者の寄合所として使われていました。
建物の装飾はギルドハウスによって異なります。例えば、風車の装飾がついた建物は、かつて製粉業者のものでした。白鳥のモチーフがついた建物は、かつて精肉業者のものでした。
ギルドはすでに解体されており、ギルドハウスは現在、レストランやカフェ、銀行などに利用されています。
下の写真の石造りの建物は、ブリュッセル市立博物館(王の家)です。館内には、小便小僧のさまざまな衣装が展示されています(有料)。
グランプラスは、1998年ユネスコ世界遺産に登録されました。
Everard T’serclaes(セルクラース像)
14世紀に外敵からブリュッセルを守ったと言われる英雄の像です。グランプラスの近くにあります。
英雄の右腕を触ると幸せになると言われています。多くの人が触れるので、右腕だけがツルツルになっています。
【場所】
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Manneken Pis(小便小僧)
“世界三大がっかりスポット”のひとつ(他ふたつは、コペンハーゲンの人魚姫、シンガポールのマーライオン)として有名な小便小僧です。
地元では”ジュリアンくん”と呼ばれています。
想像よりだいぶ小さく、道の角に立っています。観光客が集まっていなければ素通りしてしまいそうです。
小便小僧は、基本的に上の写真のようなスタイルですが、特別な衣装を着ている時期もあります。衣装のコレクションは、グランプラスのブリュッセル市立博物館(王の家)に展示されています。日本が贈った衣装もあります。
【場所】
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Jeanneke Pis(小便少女)
実はブリュッセルには、小便少女もいます。この像は、小便小僧から徒歩10分ほど離れた、ギャルリー・サンチュベール近くにあります。
【場所】
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St. Michael and St. Gudula Cathedral(聖ミカエルと聖デュル大聖堂)
存在感のあるゴシック様式の建物で、中も広々としています。
カラフルなステンドグラスが美しい大聖堂です。
このときは、運よくパイプオルガンの演奏を聴くことができました。
【場所】
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住所:Place Sainte-Gudule, 1000 Bruxelles
【入場料】
無料(宝物室への入場は別料金)
【入場可能時間】
8:00〜18:00
※ミサなどの理由で、入場できないこともあり
Galeries St. Hubert(ギャルリー・サンチュベール)でチョコレートショップ巡り
Neuhaus(ノイハウス)
最古160年の歴史があり、ベルギー王室御用達の老舗です。
ノイハウスはもともと薬屋でした。チョコレートで薬をくるんで飲みやすく工夫しました。それがのちの一口サイズのチョコレート、ボンボンショコラにつながります。
Mary(マリー)
こちらもベルギー王室御用達の老舗です。創業当時の味を守っています。
マリーは特に箱がかわいいので、贈り物に最適です。
このアーケード(ギャルリー・サンチュベール)の中だけでなく、グランプラス近くにも数々のチョコレートショップがあります。
日本未出店のショップはもちろん、日本に進出しているショップでも要チェックです。日本では手に入らない商品を販売していたり、日本より断然安く購入できたりと、チョコレート好きには嬉しいことだらけです。
ギャルリー・サンチュベールには、カフェや雑貨店も並びます。今から170年以上前に建てられた、アールヌーヴォー建築の美しいアーケードです。夜のライトップも素敵でした。
Bande Dessinée Belge(ベルギー漫画センター)
【スマーフ】や【タンタン】といった馴染みのあるキャラクターの世界観に触れることができます。さまざまな漫画の原画も展示してあります。
受付で、日本語の解説(オーディオガイドではなく冊子)を借りることができます。ショップもあります。例えば、ポストカードは1枚1ユーロほどで購入できます。
【場所】
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住所:Rue des Sables 20, 1000 Bruxelles
【入場料】
大人(26歳以上):13ユーロ
12〜25歳、65歳以上:10ユーロ
6〜11歳:6ユーロ
6歳未満:無料
【営業時間】
火〜日 10:00〜18:00(入館できるのは17:00まで)
休業日:月曜日
【所要時間】
60〜90分
ブリュッセルのグルメスポット
Gaufre de Bruxelles
ベルギーに来たら絶対外せないベルギーワッフル。ブリュッセルのホテルでは、あえて【食事なしプラン】を選択し、朝ワッフルを食べに出かけるのも素敵なプランです。
ベルギーワッフルには、食感や味の異なる2種類があります。今回はその両方を試してみました。
Brussels Waffle(ブリュッセル風):大きめの長方形で、全体がサクサク。甘みが強くなく、トッピングすることが前提。
Luikse Waffle(リエージュ風):外カリカリ、中モチモチ。ワッフル自体にしっかり甘みがついている。トッピングなしのプレーンでも美味しい。
ワッフルに乗せるトッピングも、選ぶことができました。
写真のワッフル2つと、コーヒー2杯注文して15.50ユーロでした。
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住所:Rue du Marche Aux Herbes 113, 1000 Bruxelles
La Maison des Crepes
グランプラスから徒歩2分の、ランチや軽食にぴったりなクレープのお店です。
サーモンのクレープと、モッツアレラ+トマト+バジルのクレープを注文しました。
クレープはどれも10ユーロくらいです。フルーツやチョコレートをトッピングしたデザートメニューもあります。
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住所:Rue du Midi 13, 1000 Bruxelles
Aux Armes de Bruxelles
ギャルリー・サンチュベール近くにある老舗レストランです。
Carbonnades(写真右上のビーフシチュー):19.85ユーロ
Waterzooi(写真右下のクリームシチュー):19.75ユーロ
ベルギーの伝統的な煮込み料理ふたつと、温野菜(写真左下)を注文しました。
赤白ハウスワインを1杯ずつ注文して、計61.45ユーロでした。
ベルギー名物のムール貝も人気メニューです。
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住所:Rue des Bouchers 13, 1000 Bruxelles
トップページ|Aux Armes de Bruxelles公式サイト
ブリュッセルを最大限楽しむコツ
宿泊して、ライトアップされたグランプラスを見る
夏のブリュッセルの日没時間は22時頃と遅めです。わたしは夕食後、一度ホテルに帰り、夜の散策に向けて休憩をとりました。夜に外出しやすいよう、ホテルは立地重視で選びました。
ブリュッセル観光には、グランプラス近くのホテルが便利です。
日没後は、ライトアップされます。昼間とはまったく違う華やかなグランプラスです。
グランプラスのライトアップは人気なので、夜になっても観光客の数はほとんど減りません。
ブリュッセルの基本情報
場所
アクセス
ブルージュ(ベルギー)から:電車で1〜1.5時間
ロッテルダム(オランダ)から:電車で約1.5時間
アムステルダム(オランダ)から:電車で約2時間
滞在日数
わたしは丸1日滞在しました。ブリュッセルには魅力的な観光スポットがたくさんあり、レストランやカフェも充実しているので、もう1泊(合計2泊)してもよかったと思います。
夜のグランプラスは必見の美しさなので、少なくとも1泊はしたいところです。
【参考】筆者が現地を訪れた時期と滞在期間
- 滞在時期:2019年6月中旬
- 滞在期間:1泊2日
- 当記事の情報は、基本的に滞在時点のものです。後日変更に気がついた場合は、都度修正していますが、最新情報は公式サイトなどをご確認ください。