この記事では、オランダ&ベルギー観光についてまとめています。
〈この記事でわかること〉
- オランダ&ベルギー周遊プランを立てるコツ・注意点
- オランダ&ベルギーを訪れる前に知っておきたいこと
オランダ&ベルギー旅の基本情報
英語が通じる
オランダもベルギーも、比較的英語が通じます。公用語は英語ではありませんが、今回の旅で英語が通じない場所はありませんでした。空港、ホテル、観光地はもちろん、駅、スーパーマーケット、電車内、どこでも英語で会話できます。
人がフレンドリー
駅員さんや、レストランのスタッフさんなど、仕事として接してくれる方はもちろん、街で通行人の方に道をたずねても、丁寧に教えてくれました。
治安が比較的よい
治安がとても良いと感じた都市
- ブルージュ
- ロッテルダム
- デルフト
- デン・ハーグ
- ゴーダ
- ユトレヒト
ブルージュでは22時以降にも街を歩きましたが、街全体が落ち着いた雰囲気で、危険な感じは一切しませんでした。
ロッテルダムは、駅周辺の人通りが多い場所でも、治安の悪さを感じませんでした。
治安がまあまあ良い感じた都市
- ブリュッセル
- アムステルダム
ブリュッセル
ブリュッセル中央駅周辺で治安の悪さを感じる場所がありました。グランプラス周辺の細い路地は、夜になると少し雰囲気が違いました。昼間は観光客が多く、危ない感じはありません。
アムステルダム
昼間は観光客が多く、安全だと感じました。夜になると、細い路地など少し治安の悪さを感じる場所もありました。大通りを選んで歩くぶんには問題ないように感じました。飾り窓エリア周辺でも、昼夜問わず観光客が多く、「近づかないほうがいい」という印象はありませんでした。観光客をねらったスリや置き引きは時々起きているようなので、貴重品の管理には注意が必要です。
ベストシーズンは夏
夏は雨が少なめです。22時くらいまで明るいので、観光に使える時間もたっぷりあります。夜景が目的の場合は、夜遅くに出かける必要がああります。なかなかライトアップが始まりません。
特定の目的がある場合は、開催時期に合わせて旅を計画する必要があります。
- オランダのチューリップの見頃:4〜5月
- オランダの複数の都市で開催されるチーズ市:春〜夏
- ブルージュとブリュッセルのクリスマスマーケット:11〜1月上旬
クレジットカード必須
トラムやメトロの切符を買うのに、現金の使用できない自動販売機があったり、チェックイン時にクレジットカードの提示を求めるホテルがあったりするため、クレジットカードは必携です。万が一の紛失や磁気不良に備えて、クレジットカードを2枚以上持っていくことをおすすめします。
通貨はユーロです。100ユーロ以上の高額紙幣を使用できない店もあるので、50ユーロ以下の紙幣を持っておくと安心です。オランダもベルギーもカード社会なので、たくさん両替する必要はないです。
チップは気持ち程度
オランダでもベルギーでも、サービス料はすでに料金に含まれている場合が多いです。
サービス料の含まれていないレストランで、丁寧な接客を受けた時などは合計金額の5〜10%程度のチップを渡すと喜ばれます。
レストランでチップを渡す方法は、以下の3通りです。
- クレジットカードで食事代を支払うとき、払いたいチップ額を伝え、チップ代も含めて請求してもらう
- クレジットカードで食事代を支払い、チップ分の現金をテーブルに置いて去る
- 現金で食事代を支払い、チップ分を差し引いた額のお釣りをもらう(あるいは「お釣りはいらない」と伝える)
入国審査@アムステルダム・スキポール空港
- オランダの滞在理由と期間を聞かれた
- 滞在するすべてのホテルを聞かれた
→ホテル予約完了画面のスクリーンショットを見せた - 復路の航空券を見せるよう言われた
Coffee shopやCoffee houseはコーヒーショップではない
街中で見かけるCoffee shopやCoffee houseは、喫茶店ではありません。
Koffiehuisと書いてあればコーヒーショップです。
旅のルート・観光プランを決めるコツ
滞在日数の目安を知る
オランダ&ベルギーの周遊となると、7〜10日間ほどは確保したいところです。
オランダかベルギー、どちらか1ヶ国に絞る場合でも、5日間は確保したいです。5日間あれば、複数の都市をまわることができると思います。
曜日固定・事前予約必須のプランから決める
曜日が固定されているもの
オランダのチーズ市に行く場合は、開催の曜日が固定されているため、必然的に予定が決まります。
オランダの【3大チーズ市】開催都市はAlkmaar(アルクマール)、Edam(エダム)、Gouda(ゴーダ)です。
- Alkmaar(アルクマール):毎週金曜日
- Edam(エダム):毎週水曜日
- Gouda(ゴーダ):毎週木曜日
予約をとりにくいもの・事前予約が必須のもの
アムステルダムにある
- ゴッホ美術館
- アンネフランクの家
は、予約が埋まりやすいスポットです。アムステルダムに行くことが決まったら、早めに公式サイトからチケットを購入することをおすすめします。
なお、2020年のコロナウイルス感染拡大以降は、
- ゴッホ美術館
- アンネフランクの家
- アムステルダム国立美術館
において、事前のオンラインチケット購入が必須となっています。オンラインチケット購入時、入館の日時も指定する必要があります。
これらの入館チケットを予約すると、自動的に予定が埋まっていきます。それを軸にアムステルダム観光の計画を立てるとスムーズです。
連泊を利用して、周辺都市を効率よくまわる
オランダもベルギーも、都市間の移動が比較的簡単です。国土がそれほど広くなく、鉄道が発達しているので、短い移動時間で他都市に行くことができます。オランダ⇄ベルギー間の移動では、パスポートを提示する必要もありません。
【北から南】あるいは【南から北】に、スーツケースごと移動していく方法もありますが、毎日移動するとなると、パッキングや、チェックイン/チェックアウトに手間がかかってしまいます。都市間の距離が長い国では、スーツケースごと移動するほうが効率的ですが、オランダやベルギーでは、拠点となる都市で連泊しながら、近くの街に日帰り旅というスタイルがとても快適です。
本来であれば、ゴーダはロッテルダムを拠点とする方が近いのですが、他の予定との兼ね合いで、どうしてもアムステルダムから往復するしか方法がありませんでした。アムステルダムからだと片道1時間かかりますが、それでも1時間です。日帰りでアクセスできます。
夜景を見たい街では宿泊する
ベルギーの夏の日没は、22時頃と遅めです。見たい夜景がある場合は、その近くに宿泊する必要があります。
実際の旅のルート
1日目:日本→オランダ
関西国際空港(KIX)→アムステルダム・スキポール空港(AMS)→アムステルダム中央駅
アムステルダム泊
2日目:ブルージュ観光
ブルージュ観光
ブルージュ泊
3日目:ブリュッセル観光
ブリュッセル観光
ブリュッセル泊
4日目:ロッテルダム観光
ロッテルダム観光
ロッテルダム泊(2連泊)
5日目:デルフト&デン・ハーグ観光
デルフト観光
デン・ハーグ観光
ロッテルダム泊(前日と同じホテル)
6日目:アムステルダム観光
- ゴッホ美術館
- 9ストラーチェス
アムステルダム観光
アムステルダム食事
アムステルダム交通手段
アムステルダム泊(3連泊)
7日目:ゴーダ&ユトレヒト観光
ゴーダ観光
ユトレヒト観光
アムステルダム泊(前日と同じホテル)
8日目:アムステルダム観光
- ダム広場
- アムステルダム国立美術館
- マレヘの跳ね橋
- レンブラント広場
- シンゲルの花市
アムステルダム泊(前日と同じホテル)
9日目:オランダ→日本
アムステルダム中央駅→アムステルダム・スキポール空港(AMS)→関西国際空港(KIX)
【参考】筆者が現地を訪れた時期と滞在期間
- 滞在時期:2019年6月中旬〜下旬
- 滞在期間:8泊9日
- 当記事の情報は、基本的に滞在時点のものです。後日変更に気がついた場合は、都度修正していますが、最新情報は公式サイトなどをご確認ください。